グループウェア「La!cooda WIZ」のインストールマニュアルです。
「La!cooda WIZ」の各機能や具体的な活用事例、操作方法は開発、配布元の(株)システム・コンサルタンツ様のWebページや以下のFAQ(よくある質問と回答)がございます。
開発、配布元の(株)システム・コンサルタンツ様のFAQ
PostgreSQLのユーザ名およびFTP/Shellアカウント名は「your-user-name」となっておりますので実際のユーザ名に変更してください。
- 次の「La!cooda WIZ」の「wiz_linux_1.4.2.tar.gz」をダウンロードしてください。
-
ダウンロードした「wiz_linux_1.4.2.tar.gz」をFTPソフトでWebサーバへアップロード後、SSHにてWebサーバへ接続して、Shell上(%が表示されている状態)から次のようにコマンドを入力して解凍してください。
% tar xvfz wiz_linux_1.4.2.tar.gz
「wiz_linux_1.4.2」ディレクトリが作成され、「wiz_linux_1.4.2」ディレクトリ内にファイルが解凍されます。
以下のように表示されて解凍が終了した場合は、「wiz_linux_1.4.2.tar.gz」ファイルが壊れております。
gzip: stdin: invalid compressed data--crc error
tar: Child returned status 1
tar: Error exit delayed from previous errors
ファイルをサーバにアップロードされた際にFTPソフトの転送方式をバイナリモードではなくアスキーモード(テキストモード)で転送された可能性がございますので再度FTPソフトの転送方式をご確認のうえ転送しなおしてください。同じ症状の場合は、ダウンロードの時点で破損しておりますので配布元のダウンロードからやりなおしてください。
- createDbForPgSQL.sqlの編集
「wiz」ディレクトリ内に解凍された「createDbForPgSQL.sql」ファイル内の「postgres」の箇所およびユーザ名を「nobody」からお客様のPostgreSQLのユーザ名に変更します。以下のコマンドを入力してください。
% cd wiz_linux_1.4.2/wiz
% sed 's/postgres/"your-user-name"/g' createDbForPgSQL.sql > createDbForPgSQL.sql-tmp1
(一行で入力して実行してください)
% sed 's/nobody/"your-user-name"/g' createDbForPgSQL.sql-tmp1 > createDbForPgSQL.sql-tmp2
(一行で入力して実行してください)
% cp createDbForPgSQL.sql-tmp2 createDbForPgSQL.sql
(一行で入力して実行してください)
% rm createDbForPgSQL.sql-tmp1
% rm createDbForPgSQL.sql-tmp2
-
変更した「createDbForPgSQL.sql」を以下のコマンドにてデータベースに
インポートします。
% psql your-user-name < createDbForPgSQL.sql
(一行で入力して実行してください)
Password:PostgreSQLのパスワードを入力
-
"1"の「wiz_linux_1.4.2.tar.gz」を解凍した際に「wiz_linux_1.4.2/wiz」ディレクトリ内に展開された「wiz_linux_1.4.2/wiz/wiz」ディレクトリを「/home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/」内に次のコマンドで移動します。
% mv /home/your-user-
name/wiz_linux_1.4.2/wiz/wiz /home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/
(一行で入力して実行してください)
解凍する「/home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/」はドメインのホームページ配置ディレクトリ(ドキュメントルート)内の任意のディレクトリです。「your-user-name」の部分は「FTP/Shellアカウント名」となります。
この場合は、ドメインのホームページ配置ディレクトリが「public_html/your-domain-name.jp」の場合で「http://www.your-domain-name.jp/wiz/」でグループウェアのトップページにアクセスする設定となります。
- 「gw.php」の編集
「/home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/wiz/」ディレクトリ内の「gw.php」をFTPソフトでパソコンにダウンロードもしくはサーバ上で以下の箇所をテキストエディタで編集してください。
$masterdb = "PostgreSQLデータベース名";
$db_user = "PostgreSQLユーザ名";
$db_password = "PostgreSQLデータベースのパスワード";
$admin = "管理者用メールアドレス";
$_ROOT_DIR_ = "/home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/wiz/";
$_ROOT_URL_ = "http://www.your-domain-name.jp/wiz/";
-
各ディレクトリ、ファイルのパーミッションの設定
SSHにてWebサーバへ接続後、Shell上(%が表示されている状態)から以下のコマンドを実行してグループウェアのディレクトリと設定ファイルを適切なパーミッションに変更してください。
% chmod -R 705 /home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/wiz
(一行で入力して実行してください)
% chmod -R 707 /home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/wiz/files/
(一行で入力して実行してください)
% chmod 606 /home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/wiz/gw.php
(一行で入力して実行してください)
% chmod -R 707 /home/your-user-name/public_html/your-domain-name.jp/wiz/bbs/admin/settings/
(一行で入力して実行してください)
- 「wiz」ディレクトリ内に以下の1行を追加したファイル名「.htaccess」をアップロードしてください。PHPのグローバル変数を有効にする設定です。グローバル変数が Off の場合は正しい初期パスワードでもログインできません。
php_flag register_globals on
-
以下の URL にアクセスしてグループウェアのログイン画面が表示され、インストール直後の初期管理者アカウントの「admin」、パスワード「wiz=0yen」でログインできればインストール完了です。ログイン後、左メニューの「パスワード変更」からパスワードの変更をおこなってください。
「http://www.your-domain-name.jp/wiz/」
初期パスワードのリセット方法
初期パスワードを変更されたり再インストールされてログインできなくなった際は、以下のコマンドでパスワードのリセットが可能です。パスワードをリセットしますと初期パスワードの「wiz=0yen」に変更されます。
Shell上(SSHソフトでWebサーバに接続後、% が表示されている状態)から
% psql データベース名
Password: PostgreSQLのパスワードの入力(パスワードは表示されません)
UPDATE employee SET emp_password = 'uit0tkg6JSA0s' WHERE emp_cd ='admin';
(途中で改行せずすべて1行で入力してください)
UPDATE1 ←正常に更新されました
\q ←ログアウトします